グラフィティーって何??HIPHOPの要素であるGraffitiの戦争と掟
どーもこんにちは!
いきなりですが皆さん、 HIPHOPにはいくつの要素があるかご存知ですか??実は僕のいるメルボルンは凄くストリートカルチャーが栄えているんです!!
今回はそんなストリートカルチャーの真髄、HIPHOPの1つであるグラフィティーに関して紹介していこうと思います。また他の要素についてもどんどん書いていく予定なので是非チェックして見てください!
HIPHOPって何??
皆さんHIPHOPって何か知ってますか??名前くらいは聞いたことあると思います。やはり想像するのはダボダボの服を着た所謂b-boyでしょうか?基本的には1970年代のストリートカルチャーのことを指しており、その時期に生まれたんですね!なのでHIPHOPの歴史自体は50年も経ってないと言うことになるんです!!
HIPHOPも凄く面白い歴史がありそちらを記載するとGraffitiの説明どころでは無くなるので今回は省略させていただきます。笑
HIPHOPの要素とは??
じゃあそんな50年の偉大な歴史を作り上げたHIPHOPはどんな要素から成り立っているのでしょうか??勘の良い人ならGraffitiが1つの要素に含まれることは想像できますよね??
実はDance(B-boying)、MC、DJ、Graffitiの4大要素から成り立っております。
今回はストリートカルチャーの1要素である「Graffiti」について書きます。
Graffitiとは??
実は日本にも少なからず存在するので目にしたことがある方もいると思います。
上の写真のような「落書き」とも取れるものがそう、グラフィティです。この落書きとも思える芸術作品を生み出す人達の事をペインター、ライターと呼びます。発祥はアメリカのデトロイトだと言われており、電車や壁に描かれたことがきっかけです。
当初、グラフィティには団体のマーキングや社会に訴えるメッセージ性のあるアートとして描かれていました。映画により世界中に広まり、ここオーストラリアでは誰でも描いていい場所があるほど認知されているものになっています。
しかし誰でも描いていいのとは裏腹に、暗黙の了解(ルール)が存在します。それがまた面白いのです。
Graffiti界での暗黙のルールとは??
graffitiの描ける場所はある程度決まっており、もちろん許可のない場所に描くことは犯罪になります。(国によりますが日本は厳しい方です。)
そして描くなら目立つところに描きたい。と思うとほとんど場所が迫られてくるのです。そのことから上書き(他人のGraffitiの上に描くこと)が行われるようになったのですが、そこに一つだけ暗黙のルールが存在します。それは
以前に描いてあったGraffitiよりクオリティーの高いものを書く
ということです。もちろん細かな審査基準等存在するわけではありませんが、作品の完成度を高め、美術性をもたらすためにこのようなルールが存在しています。
実際にあったGraffiti戦争
こちらイギリス・ロンドンで実際に起きたものです。当時有名だったバンクシーとキングロボの対決になります。実際に写真で確認ください。
引き金
(Photo Credit : happyfamousartists.com)
当時キングロボのことをよく思っていなかったバンクシーは、ロンドンの名物として愛されていたカムデン運河のトンネル内に描かれていたキングロボのGraffitiを上書きしたことが発端となります。
(Photo Credit : www.modernhiero.com )
少し古くなってたのもあり作業員がポスターを変えているようなデザインに仕上げました。
これを受けキングロボは引退していたのにもかからず2週間後に描き直しました。
(Photo Credit : modernhiero.com)
まるで作業員が自分の名前を書いてるようなデザインへと仕上げました。
(Photo Credit : www.ldngraffiti.co.uk)
するとバンクシーはFUCの文字だけ追加し、キングロボを挑発します。
(Photo Credit : ourimgs.com)
キングロボはそれを消し、すぐさまなかったことにしました。巷ではこの戦いが話題になりすぎたせいか、市の職員らしき人が場を鎮めるために壁を塗りつぶしてしまいます。
(Photo Credit : modernhiero.com)
すると次はキングロボ。喧嘩を売られた仕返しでしょうか。バンクシーのキャリア終了を示唆するデザインを描きます。
(Photo Credit : www.modernhiero.com)
がまたもやこの争いを止めようとするものが壁を真っ黒にします。
(Photo Credit : modernhiero.com)
するとお次はバンクシー。以前とは打って変わってヘンテコな絵を描きます。
(Photo Credit : modernhiero.com)
これに対してキングロボは手を加えようと試みますが、作業中に脚立から落下し頭を強打。意識不明の重体で病院に運ばれてしまいます。その話を聞いたバンクシーはキングロボの名前を記載しその下に死を意味するのでしょうか、火を灯しました
(Photo Credit : www.widewalls.ch)
最後に
このロンドン中を巻き込んだといわれるグラフィティ戦争はドキュメンタリーになるほど話題となりました。
そんな一面もあるグラフィティ。50年という歳月でこんな出来事が起こってい他のは大変興味深い事柄です。